HairSplay
今日のはミュージカル映画。
もう鉄板だと思いますが、Lizzoに触発されて、改めて聴いたらめちゃめちゃかっこよかったです。
あらすじなんかは特に紹介しないですが、ミュージカル映画嫌いじゃないなら絶対観たほうがいい映画ですね。
この映画、まあミュージカル映画なだけあって劇中でたくさん曲が流れるんですが、全部良いです。全部。
オーソドックスなエイトビート。
話の主軸となるコーニー・コリンズ・ショーのオープニングテーマ。
コーニーの伊達男っぷりが最高なんですよね。
メインヒーローのリンク。
サビは歌詞を暗記するほど聴きました。
この映画のいいところは、歌を別の人が歌うんじゃなくて、全部俳優さんが自分で歌ってるところ。やっぱり歌のパートで声が変わると萎えますからね。
モータウンをモチーフにした、女の子パート。
前半のホワイトパートもキュートなんですが、後半(1:17から)のブラックパートで一気に空気が変わるところ鳥肌モノです。
人種差別に対する批判も込められてる作品なんですが、黒人の登場人物シーウィードとその妹アイネスの歌とダンスがめっちゃカッコいい。
そのシーウィードと恋に落ちるペニー、
あとメインカップルのトレイシーとリンクの、ダブルカップルのラブソング。
1:36でのペニー役アマンダ・バインズの唸り声がツボ。
メロディも良い。奇をてらわずにストレートに良いメロディって素晴らしいです。
これはコーニー・コリンズ・ショーの月イチのスペシャルバージョンであるニグロ・デイでMCを務める、黒人グループのボスでもある、モーターマウス(クイーン・ラティファ)の歌唱力を存分に堪能できるゴスペル。
ラスサビ前に一気に盛り上げて、3:12で落としてからのオルガンとか堪らないです。
あとなにげにめちゃくちゃ好きなのがこれ。一番好きかも。
わかりやすい悪女ベルマ役のミシェル・ファイファーがめちゃくちゃいい味出してる。
必聴なのは2:46の、人を小馬鹿にした「ハッw」。これがこんなに性悪感を出せるのはやっぱり女優だからですね。芸達者。
クライマックス前のスウィング・ジャズ。
ここでも存分にジェームズ・マースデン(コーニー・コリンズ)の魅力が発揮されてます。
0:15のおとぼけ顔最高。
そしてクライマックス。
これはもう有名ですね。
九の段みたいなオールスター感。
トレイシー、リンク、アイネス、ペニー、シーウィード、そしてトレイシーのママであるエドナ(ジョン・トラボルタ)、最後に大本命のクイーン・ラティファ。
このシーンはミュージカル映画の歴史に残りますね。
全体通して60年代のレトロでオシャレなファッションとセットなのもツボ。
あと個人的にはトレイシーパパであるウィルバー(クリストファー・ウォーケン)が大好きです。
このロマンティックなシーンをオッサン二人でやってると思うとニヤけます。笑
とにかく最高の映画です。