珠 鈴
モデルとしても活動している歌手の珠鈴(しゅり)。
旧芸名は内田珠鈴。
デビュー直後からの変遷が面白いアーティストです。
少しずつ
デビューシングル。まだ普通のJ-Popだった頃ですね。
いい曲。当時はまだ高校生で、ちょっと不安定だけど歌もうまい。
正統派アイドルという感じの佇まい。
「あー、こんな曲もそういえば歌ってましたね」ってなる時代。
青の季節
セカンドシングル。
これもJ-Popとしてはかなり完成度高い。
ボーカルが若干揺れるのも、モデル上がりで敢えて歌姫感を押し出さないのであれば逆に有り。
うまく進んでいたはずが
このへんからですかね、ちょっと斜めに行き始めたの。
ミニマルなアレンジ、ウィスパーのコーラスとか、パッドを多用したシンセのサウンドなどから、メインストリームからの脱却の意図を感じます。笑
死は存在するのか
好きなのはこの辺。なかなかエッジな曲。
サウンドも Vaporwave を意識しているし、ビジュアル的にも3Dテキストを使って win95感を狙ってますね。
キュートなルックスにこの厨ニっぽいタイトルのギャップがフックになってると思います。
nude
www.youtube.comこの曲はプロデューサーで作編曲を担当している Teppei Kitano のグループ、City Your City のカバー。
選択
先月出たばかりの最新のナンバーがこれ。
ミニマルでアーバンなトラックだけど、歌声は相変わらずキュートで透明感がある。
かっこいい。
夢の中に吸い込まれる
海外のインディー映画のようなタッチのMV。
夢の中というか水の中にいるような感覚。
ミニマルなビートをベースが繋いでいって、ボーカルを包み込んでバックアップするシンセがいい感じ。
蒸気波ですね。
トマト
最後におまけ。トマト。
シュールなヴィジュアルのモチーフもサウンドもエッジな方に攻めてますね。
ちょっとシャンユーあたりと近いかもしんない。
最近のトレンドでいうと、アイドルっぽいまま音楽的にはエッジなアプローチをするっていうのが売れ線ではあるので、マーケット的にはそっちでもよかったのかなとは思います。