Paul Mauriat
この人もインストの巨匠。
イージー・リスニングは、郷愁感が重要な要素である以上、原理的にこの人を超える人は未来永劫出てこないでしょう。
個人的にはこの曲がたまらないですね。
恋はみずいろ。
この曲、歌詞をつけて歌を乗せてるバージョンが沢山あるんですが、もう本当に蛇足以外の何物でもないです。
元々はギリシャの歌手ヴイッキー・レアンドロスの歌だったんですが、ポール・モーリアがチェンバロとオーボエをフィーチャーしたインスト曲にリアレンジした結果、つまり歌を抜いたことで爆発的にヒットしたんです。それなのにまた歌を付けてどうするんだ、っていう話ですよ。
この曲もヤバいですね。。
イージー・リスニング界でポール・モーリアを超えることはできない、って冒頭で書きましたが、ある意味で例外なのは、城達也のジェットストリーム。
これは城達也のプラチナムボイスによるナレーションと、夜間飛行っていう舞台設定をつけることで、一つのエクスペリエンスまで持っていっている数少ない成功例でしょうね。
仕事終わりでぐったり疲れたときに、何よりも癒やしてくれるのはポール・モーリア。
そして無人島に持っていくCD3枚選べって言われたら一枚はポール・モーリアです。
最後にそれを聴いて発狂して死ぬのが良いのかなと。