PassCode
PassCode はここ数年で一番聴いてるかもしれない。一応建付けとしてはアイドルです。
sora tob sakana の記事でも言及してますが、今のアイドル業界めっちゃ面白いんですよ。音楽的にもマーケティング的にも。
そんな中でPassCodeの戦略はピコリーモです。アイドルなのにピコリーモ。
最初のフックとしては、この結構ガチめのデス声が聴きどころです。この曲が代表的ですね。Aメロから飛ばしてます。
ガチめ。
ちなみにべビーメタルは割とクラシカルで伝統的なメタルをフォーマットにしているのに比べて、PassCodeはEDMやラウドロックをベースにしていてアレンジも音作りも非常に今風です。
それと関連するかもしれないですが、PassCodeではデジタルシンセを多用するんですが、90〜00年代にバンドやってた人間からするとあのサウンドってダサいんですよ。ちょっとユーロビート感があるからだと思います。オートチューン(ケロ声)もそう。若干今更すぎて安易な感じがしちゃうんですよね。でもそのへんを躊躇なくバンバン使う辺りは21世紀感ありますね。
ちょっと上の年齢の人間が歴史的な経緯で「えー」って躊躇しちゃうサウンドをフラットな価値観でサクッと導入する感覚には絶対に勝てないと思います。
この曲もライブでは盛り上がる定番曲
PassCodeのライブはカラオケじゃなくて生バンドの生演奏でやるんですけど、そのクオリティが高い。音源と遜色ない。
もうこのグループに関してはライブ動画しか必要ないですね〜
もちろん同期入れてるのもあると思うんですけど、このクオリティの要因はドラムですね。My First StoryのKid'zなんですが彼めちゃめちゃ上手いんですよ。
正直PassCodeのライブのクオリティの80%くらいは彼でもってると思ってます。
最後に、全体を通してそうなんですがこのバンドはアイドルにデス声出させたり煽りが硬派だったりしても、曲はものすごくポップ。リフやメロディはアレンジ次第で普通のアイドルソングに変換できるほどキャッチー。だからこそハマるんでしょうね。