Esquivel!
50年代のアメリカのモンド・ラウンジが好きな人はご存知、エスキヴェルです。
フルネームはファン・ガルシア・エスキヴェル。生まれはメキシコ。6歳でピアノを勝手に弾きはじめ、その後も完全に独学で音楽を学んだそうです。結局最後まで正式な教育を受けたことはなかったとか。
アーティスト名に「!」がつくのがポイント。モー娘。と一緒。
主に50年代後半〜60年代に活躍。
その頃のAV機器は高級品で、殆どは可処分所得の多い独身男性が所有していましたが、そこでみんなが何を聴いていたかって言うと、エキゾチックでレトロ・フューチャーなラウンジ・ミュージック、いまでいうSABPM(Space Age Bachelor Pad Music)です。
宇宙っぽいサウンドのテルミンなんかが導入されたりして、当時出始めたステレオ録音の目新しさもあいまって一大ブーム(?)となります。
Esquivel はその代表的なコンポーザーですね。
ジャズやラテンをベースにしたラウンジ、カクテル・ミュージックを作っています。
なので、正しい聴き方は YouTube とか Spotify じゃなくてレコードに針を落として聴くのが正解です。笑
まあとはいえ僕も主にサブスクですが。
エキゾチック。2:01からのローファイなローズのサウンドたまらないですね。
これも有名。
歌詞も何を言ってるのかはわかりませんが、しょうもないことしか言ってないのはなんとなくわかりますね。笑
1:49の "ウヮ〜ォ!" で無駄にパンニングしてるあたりがステレオ録音黎明期っていう感じがしますね。
こういう音楽ってどういうときに聴くんだろ?って思うかもしれないですが、何を聴くか迷ったとき、プレイリストを眺めててイマイチピンとくるものがなかったときに思い出して聴くと「あぁ^~」ってなります。笑
ピアノやスライド・ギター、ストリングス、シロフォン、ブラスなど、まるで映画音楽のような多彩な音色。
僕もいまだに「迷ったときに聴くプレイリスト」に入れてます。笑