TENDRE
神奈川のSSWである河原太朗のソロプロジェクト、TENDRE。
読みはテンダー。
父親がベーシストでバークリーを出ており、母親もジャズのボーカリストとのことで、音楽的な環境はそろっていたように思います。
SIGN
ハープから入って、ダンサブルな4つ打ちのビート、グルーヴィーなベース、サンプルっぽいブラスなどパーティっぽい要素がふんだんにあるものの、全体の雰囲気は極めて大人っぽい落ち着いたトラックです。カッコいい。
DOCUMENT
フレイバーとしてギターやシンセが入ってますが、エレピとベースとドラムが基盤となったシンプルなトラック。
後半のベースの密かな暴れっぷりが好き。
エレピがちょいちょいピッチベンドしてるのも気持ちいい。
このトラックに関して言えばKan Sanoっぽい。
RIDE
MVが凝ってて面白い。
ベースのプリングが印象的な極めてアーバンなトラック。
LIFE
アーバンなトラックと湿度の低いボーカルですが、何気にメロディもめっちゃ良い。
アウトロのブラスのオーケストレーションが、元ブラバンっぽさを醸し出してます。笑
全体的に Lucky Tapes にも近いですね。
DRAMA
ボーカルの肩の力の抜けた感じと、
相対してトラックの洗練され具合の、
絶妙なミスマッチがはっぴいえんどっぽい。
令和のはっぴいえんど。
トラックに音を詰め込みすぎず、スキマを活かしたトラックの作り方。
引き算のセンスがすごい好き。
FUJI ROCK FESTIVAL 2018
上記のDRAMAから始まる、フジロックでの演奏。
ちゃんと自分で弾き語りしてるのポイント高いですね。
高度な音楽教育を受けた人ほど88鍵を使うイメージだったので
64鍵なのがちょっと意外。
SELF
ほどよく歌謡曲っぽいバラード。やっぱりアレンジだけじゃなくてメロディも良い。
タイトルがシンプルなのもいいですね。
やーそれにしてもオシャレ。